神のことばである聖書に、次のようなことばがあります。

「私(神)があなたがたに命じることば(聖書)につけ加えてはならない。また減らしてはならない。」(申命記4章2節)

「ただし、聖書のどんな預言も勝手に(私的)解釈するものではないことを、まず心得ておきなさい。預言(聖書)は、決して人間の意志によってもたらされたものではなく、聖霊に動かされた人たちが神から受けて語ったものです。」 (Ⅰペテロ1章20節)

このことばは、聖書について人間が自分たちの考えを付け加えたり、またはその部分を不要と決めて削除するなどして、その内容を変更してはならないと戒めているものです。

なぜ変えてはならないかというと、聖書は全時代・全世界共通の神から与えられた、私たちが信仰による救いを得るための唯一の方法が記されている最も大切な書物だからです。

そして救いとは、私たち人間が、キリストの十字架と復活を信じることによって永遠のいのちを得て、神の前に本当の意味で正しく生きるものとされることをいいます。

「聖書はあなたに知恵を与えて、キリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができます。聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。」(Ⅱテモテ3章15、16節)

この救いは、そのことばに付け加えることも、減らすこともせずに、そのまま受け入れる「信仰」によって得ることができるものです。そしてこの方法以外によっては決して手に入れることができないものなのです。

「この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」 (使徒4章12節)