新型コロナウイルスの感染拡大によるこれまで起きた私たちの生活への影響の中でとても印象深いものの一つに、実家から離れて他県で一人暮らしをしている学生が住んでる地域の感染拡大によって里帰りができなくなったり、指定医療機関に勤務するコロナの治療にあたっている医療従事者が、家族への感染を心配して自宅に帰ることができなくなるなどの家族間の繋がりに関する影響があります。

 そしてその中で強い印象があるのは、ある感染拡大地域で、「自宅での家族との長い時間の食事は避けてください」などの呼びかけがなされた事例です。

 リモートでの仕事や授業、また外出の制限によって、ただでさえ、社会生活で人と人との繋がりが希薄になって孤独を感じやすくなる中、唯一拠り所となる家庭で、家族との一時さえも制限してしまうというこの呼びかけは、逃げ場さえ奪われるかのような、とても切なく辛い思いにさせられる話ではないでしょうか。

 聖書には、私たちと私たちを造られた唯一の神様との関係について記されています。それは、今の私たちは、神様から遠く離れ、迷い出ている状態であるというものです。

「すべての人が(神から)迷い出て、みな、ともに無益な者となった。」(聖書)

 そしてその結果、私たちは生きる真の目的も、どこに向かって歩んでいるのかもわからずに弱り果てている状態であると告げています。

「彼らが羊飼いのいない羊の群れのように、弱り果てて倒れていたからです。」(聖書)

人間の側にその自覚はないかもしれませんが、私たちを愛しておられる神様の目にはそのようなものなのです。そしてこのように迷い出ている私たちに、イエス・キリストは聖書をとおして次のように語りかけています。

「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(聖書)

このことばは、「疲れている、重荷を負っている(神様から迷い出て、弱り果てている)」状態である私たちを救ってくださる方は、ほかの誰でもないイエス・キリストご自身だけであることを教えるものです。

この方は、神様から離れて迷い出ている私たちが、その原因である罪を赦していただくために、私たちの身代わりとなって十字架にかかり、三日目に復活してくだっさった救い主です。 私たちはこの方を信じることによって救われ、再び神様のもとに帰り、正常な関係へ回復してゆるがない平安を得ることができるのです。

私たちにとって、家族との繋がりが生きるために必要不可欠であるように、私たちが真の意味で平安な人生を過ごす上では、イエス・キリストを信じることによって神様との正常な繋がりを持つことが何よりも重要なことです。  このことをみなさんに伝えるため、この度当集会では特別伝道集会を行います。ぜひお越しくださって、この救いのことばに耳を傾けてくださいますようご案内いたします。